マンションなどの不動産の購入をする際に、建物構造によって変わってくる利点や問題点についてご存じでしょうか。
実際に何も調べずに物件を選んで生活をしたとき、トラブルなどが発生してあとから後悔することになるかもしれません。
この記事では、鉄骨造の不動産を購入した場合に得られるメリットやデメリット、おすすめしたい人や状況についてご紹介していきますので、不動産の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら建物構造が鉄骨であるメリット
鉄骨造であることで得られるメリットを5つご紹介していきます。
どのような魅力があるのか確認していきましょう。
RC造と比べると家賃が比較的安め
RC造とは鉄筋コンクリート造の物件ですが、鉄骨で造られている物件の家賃の方が比較的安いです。
なぜならば、鉄筋コンクリート造よりも建築費用が抑えられているからです。
さらに、地震が発生したとき、木造で建築された木材よりも折れにくいといった安全性の高さもあります。
揺れによる振動は感じるかもしれませんが、家賃が安く安全性能も平均的に高いとなればメリットと言える建築構造でしょう。
結露ができにくい
気密性が低かったり通気性が悪かったりすると結露が発生しやすいですが、鉄骨造の場合は結露ができにくい点が魅力の1つです。
RC造は結露しやすい構造であり、湿気が溜まりやすく、カビも発生しやすいです。
つまり、結露ができにくい建物構造であることは、通気性が良いといったプラス面があります。
害虫被害が出にくい
鉄骨造には軽量鉄骨と重量鉄骨があり、軽量鉄骨の方が虫が発生しやすい面がありますが、木造よりも発生率は低いです。
木造の方が虫が卵を産み付けやすく、増殖しやすい環境が整っています。
お部屋に虫を寄り付かせないようにするためには、常に清潔に保つことが重要です。
発生率は低いですが、できる限り虫による被害を抑えたいと考えるならば、部屋を清潔に保ちましょう。
耐震性が高い
鉄骨で造られている物件は耐震性の高さが魅力で、小さめの地震であればびくともせず、倒壊のリスクも低いです。
より耐震性を求める場合はPC構造や重量鉄骨の方が良いですが、鉄骨でも木造より高い耐震性があります。
建物構造が鉄骨であるデメリット
鉄骨であることによるデメリットを5つご紹介していきます。
問題点を理解することで、いざ不動産を購入する際、後悔するポイントを減らすことができるでしょう。
リフォームの制限がある
部屋の間取りを変えたいと思ったとき、リフォームの制限があるため、希望の形にできない可能性があります。
骨組みの本数が多く、物件によっては複雑な作りになっているためです。
たとえば、部屋が狭いため広くなるようにリフォームをしたいと依頼をしても、邪魔な柱があるがゆえに狭いままで我慢しなければいけないこともあります。
また、軽量鉄骨の施工ができる建築会社が少ないため、リフォーム自体を引き受けてくれる会社を見つけるまで時間を要する可能性もあります。
そのため不動産を探す際は、できる限りリフォームしなくても良い所を選ぶと良いでしょう。
Wi-Fiが繋がりにくい
鉄骨造の素材は、Wi-Fiを繋がりにくくするといったデメリットがあります。
壁の素材次第では、さらにWi-Fiの接続が切れてしまい、不便に感じることがあるかもしれません。
パソコンやスマートフォンなどでインターネットをよく利用する方は、対策をすることが必要になるでしょう。
耐火性が低い
鉄骨造は耐火性が低いというデメリットがあり、木造と比較しても火に弱いです。
火事が発生した際、高温に晒されることによって、鉄骨が曲がりやすくなります。
燃焼度が540度以上になると、大きく曲がる恐れが高まり、建物自体が崩壊するリスクも抱えています。
しかし、鋼材の表面に耐火材を付けるといった対策もあるので、物件を選択する際には、相談や不動産側に確認を入れると良いでしょう。
防音性はそれほど高くない
木材と比較すると頑丈ですが、防音性に目を向けてみると大きな違いはありません。
軽量鉄骨よりも重量鉄骨の方が少しは防音効果に期待を持てますが、RC造ほどの遮音性能はないです。
音による隣とのトラブルが発生する恐れがありますが、対策次第で防ぐことができるでしょう。
中途半端な性能
耐震性が高いが耐火性は低く、害虫被害が少ないが防音性が高くないといった性能が中途半端であるのがデメリットです。
鉄骨造である場合は、性能の良い面と悪い面をしっかりと認識しておき、対応していく必要があります。
しかしなかには性能が高い物件もあるため、不動産を見に行く際などに、気になる点があれば話を聞いてみると良いでしょう。
建物構造が鉄骨の物件がおすすめの方や状況
建物構造が鉄骨の物件をおすすめできる方や状況を5つご紹介していきます。
鉄骨造の物件が自分に向いているのかどうかの判断材料にしてみてください。
費用を抑えたい
RC構造よりも建築費用が抑えられる理由としては、鉄骨は安価で手に入りやすい素材であることが挙げられ、建物自体や固定資産税も安いという魅力があります。
毎年の税金や維持費の負担が少なく、修繕費などのランニングコストもかからないため、費用の支払いを極力減らしたいという方に向いている建物構造でしょう。
しかし、重量鉄骨の場合は重量が増すため、地盤の状況次第では補強工事が必要になります。
補強工事となったときには数百万円かかるケースもあるので注意しておきましょう。
DIYで防音対策をおこなえる
鉄骨造は防音性が低いというデメリットがありますが、DIYで防音対策をすることが可能です。
たとえば防音のシートを壁に取り付けたり、歩いたときに響く音を抑えるために床にゴムマットを敷いたりと、できる対策は多数あります。
選んだ物件がどのような音の問題を抱えているのか確認して、DIYでの防音対策の準備をすると良いでしょう。
結果、近所とのトラブル回避や快適な生活に繋がっていきます。
住宅の資産価値を下げたくない
鉄骨で造られた住宅は、木造住宅と比べて資産価値が下がる速度は遅いです。
資産価値が高いことによって今後、物件を売りに出したいときには高値で売却できる可能性が高まります。
転勤で家を離れるなど、何が起きるか分からず不安な方は、資産価値が下がるのが遅い不動産を選択しておくのも良いでしょう。
波長の長いLTEモバイル回線なら繋がる
Wi-Fiが繋がりにくいというデメリットがありましたが、波長の長いLTEモバイル回線を使うことで使いやすくなります。
インターネット環境が向上することによって、読み込み速度などが上がり、データ量が多いソフトでも扱いやすくなるでしょう。
バージョンや契約をしている回線が原因でインターネット障害が起こる可能性もありますが、仕事や趣味でインターネットを利用するのであれば、対策をしておくことをおすすめします。
建物の品質の高さを重視
鉄骨の品質は、木材よりも安定しています。
木材というのは、種類や職人の腕次第で良いものや悪いものができるため、依頼する会社によって品質にバラつきが出てしまいます。
しかし、鉄骨の部材は工場生産で安定供給するようにしているケースが多く、防錆加工をしている所も多いです。
まとめ
建物構造が鉄骨の物件にはメリットもデメリットもあります。
快適に生活をするためには、メリット面を理解してデメリットの対策をすることが必要です。
不動産の購入を検討している方は、調査や専門の方に相談するなど準備をしておくとよいでしょう。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら