空き家にかかる固定資産税などの税金以外で、メンテナンスのために必要な水道光熱費の支出を削減したいとお悩みではありませんか?
空き家を維持管理するために必要な最低限の水道光熱費はいくらなのか、ライフラインを止めてしまっても良いのか、節約術なども合わせて解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちら空き家でも水道光熱費がかかる!目安となる金額はいくら?
電気・ガス・水道は人が生活するうえで必要不可欠なライフラインですが、たとえ人が住まなくなった空き家でも、必要経費として支払わなければならない理由が存在します。
無人の家に水道光熱費をかける理由とは?
誰も住んでいないのに、毎月かかる電気・ガス・水道代をそれぞれ支払うなんてもったいないと思われるのも仕方ありません。
実際に誰も住んでいなければ、ライフラインがなくても誰も困らないはずですが、それでは建物の老朽化が進みやすくなってしまうのです。
建物は人が住むことで風がとおり、水道管に水が流されますが、住む方がいなければ密閉されたままとなり、至るところで建物が劣化していきます。
たとえば、定期的に水を流さないでいると、水道管が錆びてしまい、水道管を交換する手間とお金がかかってしまいます。
冬季であれば、水道管の中に残った水が凍りついて破裂してしまうケースもあるため、空き家だからといって定期的なメンテナンスの手を抜くのは危険なのです。
誰も住んでいなくても電気代や水道代はいくらかかる?
日常的に使用することがなくても、空き家は月に1〜2回程度は掃除などをおこなう必要があるため、基本料金に少々プラスした金額が毎月かかってきます。
目安となる水道光熱費の金額は、電気代2,000円、水道代1,000円、ガス代1,000円ほどとなり、年間で約4万円程度かかるのが一般的です。
常に人が住んでいる建物ではないため、夏冬の冷暖房で電気代が高くなるようなことはなく、メンテナンスに訪れた際に使用する程度の金額となります。
上記の金額はあくまでも一般的な目安であり、地域によって平均的な金額はいくらなのか、所有する空き家のある地域の基本料金を調べてみましょう。
空き家の水道光熱費を削減したい!解約するメリット・デメリット
空き家の電気やガス、水道の契約を解約してしまったほうが良いのか、継続しておいたほうが良いのか、メリット・デメリットから考えてみましょう。
解約したら起きるであろうデメリットとは?
各契約を解約したら起きるであろうデメリットには、やはり空き家の掃除やメンテナンスをおこなう際に、活動しにくくなる点があげられます。
室内を掃除するにも、電気がなければ掃除機が使えず、水がなければ雑巾を洗うこともできないため、ライフラインがない状態でも掃除ができるように万全の準備を整える必要に迫られるでしょう。
大型バッテリーなどが普及しているため、電気契約を解約しても電気を使えないこともありませんし、貯水タンクを持っていくことで対処もできます。
しかし、その方法では電灯や電化製品がきちんと稼働するかチェックするのは難しく、水道管の劣化具合を知ることもできません。
その手間を負うのと電気・ガス・水道の各契約をそのまま維持しておくのと、どちらが自分にとって楽なのかを考えてみると良いでしょう。
ライフラインの契約を解約するメリットとは?
電気・ガス・水道の各契約を解約する1番のメリットは、やはり費用の削減であり、月々数千円、年間で約4万円ほどの支出を減らすことができます。
この支出が削減できるのは大きなメリットではありますが、上記であげたデメリットを負ってしまうことになるため、心から喜べるメリットとも言い切れません。
こまめなメンテナンスを必要とする建物であるならば、電気や水道が使えないことにデメリットのほうを強く感じてしまうでしょう。
空き家のメンテナンスをどの程度の間隔で、どこまでこまめにおこなう必要があるか、簡単でも計画を立ててみると、ライフラインが必要かどうかを見極めやすくなります。
おすすめは「ライフライン契約を継続」すること
おすすめは、電気・水道の契約だけは継続し、お風呂以外で使うことがないガスの契約は解約してしまうことです。
ガスの使い道は、キッチンで料理を作るかお風呂の湯沸かし程度ですが、そのどちらもメンテナンスに必要なければ、解約しても問題にはならないでしょう。
電気と水道は掃除をするにも必要なため、契約を継続していたほうが、自分自身でメンテナンスをおこなう場合にも、専門業者にメンテナンスを依頼する場合にも楽ができます。
咄嗟の状況確認や、夕方以降に空き家に出向いた際などにも、懐中電灯だけでは心もとないので、作業のしやすさや安全の面からも、電気があると便利です。
空き家の水道光熱費を節約する3つのポイント!
水道光熱費がかかることを承知で、電気・水道の契約は継続したほうが良いとおすすめしましたが、支出はできるだけ安く抑えたいものです。
空き家の水道光熱費を安く抑える工夫、節約するためにチェックすべき3つのポイントをそれぞれの点から解説します。
待機電力のカット!電化製品はコンセントを抜いておく
電化製品は、使用していなくてもコンセントに挿さっている状態でも電力を消費しており、これを待機電力と呼びます。
最近の延長コードには待機電力をカットするスイッチが入ったものもありますが、できればコンセントから電源プラグを抜いたほうが確実です。
待機電力は月の電気代の約6%ほどの金額になると言われており、日常的に電化製品を使用しない空き家ならば大きな支出の削減となるでしょう。
1つずつ電源プラグを抜いたり挿したりするのが面倒という場合には、電化製品の電源プラグを延長コードにまとめ、延長コードでコンセントから抜き挿しすると便利です。
トイレの温水便座や冷蔵庫など常に使用するタイプの電化製品は、コンセントを抜き忘れやすいので、忘れずにチェックしましょう。
ブレーカーを落とせばもとから通電を切れる
空き家の電気をメンテナンスに訪れたとき以外で使用することがない場合には、ブレーカーを落としておくのも賢い節約方法です。
ブレーカーを落としておけば、コンセントに電源プラグが挿さったままでも通電しないので、電気代はかからず、必要となったときだけブレーカーを上げるだけで手間はかかりません。
防犯用の人感センサーライトなど、無人の時でも電気を必要とするものがない部屋だけブレーカーを落とすこともできます。
しかし、気を付けなければならない点があり、ブレーカーを上げた瞬間に電化製品に通電が開始されるため、電化製品に負荷を与えすぎてしまうことがあります。
場合によっては電化製品が壊れてしまうこともあるので、手間ですがコンセントは一度抜いておいたほうが良いでしょう。
空き家のアンペア数はいくつ?1番小さいアンペア数に変更
人が住んでいる状態では、同時にさまざまな電化製品を使用するため、居住する人数や建物の大きさによってアンペア数を決めて契約しています。
しかし、空き家ともなれば普段の生活に必要な電力よりも少なく済むので、契約しているアンペア数を見直すことで、節約することが可能です。
東京電力の場合、一般家庭で契約される30アンペアは基本料金が858円ですが、最小の10アンペアにすると286円となり、572円の節約ができます。
ただし、関西電力で契約している方はアンペア制ではなく最低料金制を採用しているため、この節約方法はできません。
最低料金制では、使用した電力に応じて3段階で単価が決められており、基本料金はありませんが、電気を使用していない場合でも15kWhの料金(従量電灯Aで約341円)は一律で支払う必要があります。
まとめ
空き家の維持管理には、最低限必要な水道光熱費がどうしてもかかってしまうものですが、工夫することで節約することは可能です。
今の管理に無駄がないか、一度管理方法やメンテナンスの間隔を見直し、適切な管理ができるようにしましょう。
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