不動産購入とは、人生における一大イベントの1つです。
どのような準備や手続きが必要か分かっていれば、資金計画も立てやすくなります。
そこで不動産購入時に知っておきたい、手続きの流れや頭金とはどのようなものなのかについて解説します。
不動産を購入するときの流れとは
不動産を購入するときの流れとは、主に以下のとおりです。
<希望条件や予算をまとめる>
まずは住みたい家のタイプや間取りなど、希望条件を整理します。
エリアが決まったら、最寄駅やスーパーといった周辺環境もリサーチしておきましょう。
物件の相場が分かったら、預貯金や住宅ローンで用意できる予算額を決めてください。
<物件探しと見学をする>
不動産会社やポータルサイトで、物件を探します。
気になる物件が見つかったら、現地やモデルルームの見学をしていきます。
また物件探しと並行して、資金計画も立てましょう。
物件価格以外にも、仲介手数料などの諸経費や住宅ローン金利がかかる点に注意してください。
<物件の申し込み・売買契約を結ぶ>
購入したい物件が決まったら、購入申し込みをします。
申し込みと並行して、住宅ローンの仮審査を何社か受けておきましょう。
そして重要事項に関する説明を受けたら、売買契約を締結して取引が成立です。
このとき手付金として、物件価格の5%から10%を支払います。
買主都合で契約を撤回する場合、手付金は返金されないので注意してください。
<住宅ローンを契約する>
売買契約を締結したら、住宅ローンの本審査に進みます。
本審査は結果が判明するまでに、おおむね2週間から3週間かかります。
<引き渡しを受ける>
物件の引き渡しと同時に、売買金額を支払います。
ただし前述のとおり、住宅ローンの審査には時間がかかります。
スケジュールに余裕を持って、売買契約を結んでから1カ月前後を引き渡し日とするのがオススメです。
不動産購入に必要な頭金とは
頭金とは、不動産購入にあたり住宅ローンではなく自己資金で支払う部分のことです。
頭金を支払うメリットとは、住宅ローンの審査に通りやすくなったり、適用金利が下がったりする点です。
また借入金額が少なくなれば、総返済額も少なくなります。
そのため資金に余裕のある方は、頭金の活用を検討してください。
<頭金の注意点>
一般的な頭金は、物件購入価格の10%から20%程度です。
ですが物件購入費用以外にも、仲介手数料や不動産登記に関する費用がかかります。
そのため手元資金を、頭金で使い果たさないようにしましょう。
ほかにも教育費の支払いや車の買い替えを控えているなら、あえて不動産購入費に充てず資金を残す方法もオススメです。
まとめ
不動産購入とはどのような流れでおこなうのか、手続き方法について解説しました。
売買取引の途中でも支払いが発生しますから、スケジュールを把握して計画的に資金を用意することが重要なポイントです。