賃貸住宅のゼロゼロ物件をご存じでしょうか？
「敷金、礼金がゼロ」などの表現なら馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
今回はゼロゼロ物件とは何か、借りる危険性はあるのか、また借りるときには何に注意するとよいかなどを解説します。
お部屋探し中の方は、ぜひ参考にご覧ください。
借りると危険！？しっかり検討したいゼロゼロ物件とは何？
ゼロゼロ物件とは何かというと、契約条件が敷金もゼロ、礼金もゼロとされた賃貸住宅です。
一見してお得を連想させますが、借りるには何か危険性がひそんでいるのでしょうか？
ゼロゼロ物件とは30年以上前に、関東ではじめられたといわれています。
現在までにゼロゼロ物件が増えた背景には、空き家の増加も関連しているともいわれており、長引く空き家対策として敷金礼金ゼロを採用するケースも見られます。
借り手のほうからすると、初期費用を節約できるとあって、所得が低い若い層や非正規社員などを中心に人気です。
敷金礼金のある物件とは違い、比較的借りやすい賃貸物件といえますが、家賃の滞納をすれば、「違約金」など敷金に代わり何らかの形で請求されることもあります。
敷金とは、賃貸住宅が損傷した場合や退去の際に原状回復する修理代などに充てられるほか、賃料などの担保として預けるお金です。
使わなかった分があれば、返ってきます。
一方、礼金とは何かというと、大家に対する感謝の気持ちとして渡す習慣が伝わったものですが、現在では廃止しているところも増えています。
そのため礼金ゼロに問題はないのですが、資金ゼロの場合には注意が必要です。
違約金のほかにも、保証金、入会金、鍵交換費用など、さまざまな名目で請求され、結果的に高くつく場合もあります。
また、ゼロゼロ物件であるかわりに、家賃が割高に設定されているケースもあるので、十分に検討することが大切ですね。
ゼロゼロ物件を借りるときの注意点とは何？
借りる際には慎重に検討したいゼロゼロ物件ですが、借りる際の注意点とは何かを解説します。
トラブル回避のために気をつけたい点とは、まず賃料の高さです。
通常の契約と比較して家賃が高いか、短期で解約した際の違約金が発生しないかなども確認しましょう。
敷金がない代わりに、修理費用やクリーニング代はどのように請求されるのか、別途リフォーム費用なども支払う必要があるのかなども注意するポイントです。
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まとめ
ゼロゼロ物件とは何か、注意点も一緒にご紹介しました。
費用面とは別に、人気がない物件だったためにゼロゼロ物件の契約サービスを採用している場合などは、入居者の質に問題がないかも確認しておくと、より安心ですね。
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