マンションには、共用部分や室内にさまざまな設備があります。
今回は、ファミリー向けの分譲マンションで人気の設備として、宅配ボックス、食器洗い乾燥機、浴室乾燥機の3つについて、その特徴やメリットを解説します。
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弊社へのお問い合わせはこちらファミリー向けの分譲マンションの人気設備①宅配ボックス
宅配ボックスとは、分譲マンションのエントランスなどに設置されている荷物を受け取るための設備です。
外出中でも荷物の受け取りが可能なため、共働きの家庭や、ネットショッピングをよく使う方にはとても便利な設備です。
分譲当初は設置していなかったマンションでも、新たに導入するケースもあります。
防犯面でもおすすめ
宅配業者を装ったセールスや、犯罪などもありますが、宅配ボックスがあれば、オートロックを解除しなくても荷物を受け取ることができるため、不審者の侵入を防止できます。
小さなお子さまがいる家庭などでは、防犯の面でも宅配ボックスがあると安心でしょう。
また、ファミリー以外にも、高齢者や女性の一人暮らしにもおすすめの設備です。
宅配業者の再配達の手間を軽減
宅配時に届け先が不在の場合、宅配業者は時間を改めて荷物を再配達しなければなりません。
再配達は宅配業者の業務効率を著しく下げることから、社会問題になっています。
マンションに宅配ボックスがあれば、宅配業者の負担を減らすことができます。
コロナ禍で再注目
コロナ禍では、人と人との接触による感染拡大を防ぐため、「置き配」など非対面の宅配が一般的になりました。
宅配ボックスがあれば、非対面で荷物を受け取ることができるため、感染対策としても有効です。
宅配ボックスの種類
宅配ボックスには、電源を必要とする電気式と、電気を必要としない機械式があります。
多くのマンションに設置されているのは、タッチパネルで操作する電気式の宅配ボックスです。
カードキータイプは防犯性も高いため安心で、管理センターがサポートしています。
築年数の古いマンションなど、電源の確保が難しい場合には稀に機械式の宅配ボックスを設置しているマンションもあります。
宅配ボックス利用時の注意点
宅配ボックスは非常に便利な設備ですが、いくつか受け取りができない荷物があります。
受け取りができない荷物には、下記のようなものがあります。
●ボックスに入らない大型の荷物
●重量制限を超える荷物
●着払いの荷物
●冷凍便や冷蔵便などの荷物(対応しているケースもあるが、非常に稀)
●貴重品が入った荷物(本人確認が必要なケース)
また、配達時に宅配ボックスが埋まっていることもあり、この場合も受け取りができませんので注意しましょう。
なお、宅配ボックスに荷物を長期間放置してしまうと、居住者同士でトラブルに発展することもあるため、荷物が配達されたら速やかに受け取りましょう。
ファミリー向けの分譲マンションの人気設備②食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機とは、汚れた食器の洗浄から乾燥までが全自動でできる設備で、分譲マンションではシステムキッチンに組み込まれたビルトイン型が普及しています。
手洗いの手間とストレスを軽減
食器洗いは毎日のことなので、手洗いをする時間が1日10分としても1年間で3650分、つまり約61時間を費すことになります。
シンクに溜まった食器は、子育てや仕事に忙しいファミリーにとってストレスの元ですよね。
食器洗いを機械に任せられれば、大幅な時短やストレスの削減につながります。
家事の時短につながり、お子さまや家族との時間を充実させることができるでしょう。
手荒れを軽減
冬場の食器洗いはお湯を使うことも多いため、手の潤いを奪い、辛い手荒れの原因にもなります。
食器洗い乾燥機を利用している方のアンケートでは、「手荒れが軽減された」というメリットを挙げる方も多いのです。
手洗いよりも衛生的で節水もできる
食器洗い乾燥機を利用すると、高温のお湯で洗浄して乾燥させるため、洗浄力が高くなります。
食器洗い機用の洗剤には、手洗い用の洗剤に入っていない酵素が入っているため、茶渋や口紅など落ちにくい汚れも落ちやすくなっています。
また、油汚れのひどいものや、ザルや泡立て器といった複雑な形状のものも、簡単に洗浄することができます。
さらに、手洗いするよりもはるかに少ない水量で洗うことができるため、節水にも効果的です。
注意点
便利な食器洗い乾燥機ですが、いくつか注意点もあります。
●少量でも1時間前後の時間がかかる
●こびりついたお米や残飯などは予洗いが必要
●洗浄音が気になることがある
●木製のお碗やお箸など、使用できない食器がある
●定期的なメンテナンスが必要
食器洗いが苦にならない方にとっては、使えない食器があったり予洗いが必要なのであれば、手洗いでサッと洗ってしまった方が楽に感じることもあるかもしれません。
ファミリー向けの分譲マンションの人気設備③浴室乾燥機
浴室乾燥機とは、ユニットバス内に設置された乾燥機のことです。
浴室の換気機能に付加価値を付け、衣類を乾燥できるようにしたもので、最近の分譲マンションでは一般的に普及しています。
天気や時間を気にせず洗濯ができる
浴室乾燥機は温風を浴室内に循環させるため、短時間で浴室内の水気をしっかり乾燥させることができます。
そのため、浴室内に洗濯物を干すことができ、雨の日や夜、梅雨の時期や花粉の季節でも、気にせず洗濯することができます。
また、洗濯物の量に合わせて運転時間を調整することもできます。
入浴後に乾燥機能を利用することで、カビの発生を抑えられるため、衛生面でもメリットがあります。
ドラム式の洗濯乾燥機とどう違うの?
最近の洗濯機は、洗濯から乾燥まで一気にできるドラム式の洗濯乾燥機が普及しています。
洗濯乾燥機の場合は、洗濯物を脱水した後そのままドラムの中で乾燥するため、シワになりやすかったり、乾燥できる洗濯物の総量に制限があります。
浴室乾燥機の場合は、ハンガーなどにかける手間は必要になりますが、シワを伸ばして干すことができ、ベランダに干すよりは容量は制限されるものの、洗濯乾燥機よりもたくさんの洗濯物を乾燥させることができます。
乾燥以外にも便利な機能が付いている
浴室乾燥機は、もともとは浴室の換気機能に付加価値を付けたものです。
現在は、衣類の乾燥以外にも、暖房や冷風といった機能が付いています。
冬場は入浴前に浴室内を温めることができ、ヒートショックを防止することができます。
また、夏場の入浴後に冷房を運転させれば、暑くて汗が止まらない不快さを軽減できます。
当然、換気機能を使えば、浴室内に溜まった湿気を外に排出してくれます。
注意点
浴室乾燥機は非常に便利な機能ですが、注意点もあります。
1つ目の注意点は、電気代がかかることです。
洗濯物を乾かすには3~5時間運転させる必要があり、メーカーにもよりますが1回あたり1,250W~1,400Wの電力を消費します。
電気代としては、1回あたり100~150円かかるため、毎日利用すると1か月で3,000~4,500円ほどかかることになります。
2つ目の注意点は、洗濯物を干している間はお風呂に入れないということです。
通常は、皆が寝ている間に運転することが多くなると思いますが、遅くに帰宅した家族が夜中に入浴するといった場合には、使いづらさがあるかもしれません。
3つ目の注意点は、洗濯乾燥機と比べると、干す手間が必要になるという点です。
ただし、シワになりにくいというメリットもあるため、タオルなどシワの気にならない洗濯物は洗濯乾燥機、衣類などシワが気になる洗濯物は浴室乾燥機を使うといった使い分けがおすすめです。
当然ながら、定期的なメンテナンスも必要になるため、そこも考えておく必要があります。
まとめ
ここまで、ファミリー向けの分譲マンションで人気の設備についてご紹介しました。
ご紹介した設備がなくても暮らすことはできますが、あると生活の質が格段に向上するため、おすすめの設備となっています。
家探しの際には、どのような住宅設備がついているのかもチェックしてみてくださいね。
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