短期間だけ賃貸借契約できる、リロケーション物件をご存じですか?
リロケーション物件は一般的な賃貸物件と違い、短い期間だけ契約ができ、家賃も比較的安いといった特徴があり一部の方からは高い人気を得ています。
この記事では、そんなリロケーション物件のメリット・デメリットについて解説していますので、賃貸物件をお探しの方はぜひ参考にしてください。
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一般的な賃貸物件とリロケーション物件は、どういった点が違うのでしょうか。
また、リロケーション物件にはどういった特徴があるのか解説していきます。
リロケーション物件とは
リロケーションとは、家主が転勤や単身赴任などを理由に使用しなくなった物件を賃貸物件として貸し出すサービスのことをいい、このときに貸し出された物件のことをリロケーション物件といいます。
戸建て住宅や分譲マンションなどを購入したけど転勤などで使用ができない方が、家を使わない間に家賃収入を得ることを目的にリロケーション物件として貸し出すのです。
一般的に賃貸物件を借りる場合は大家さんと契約しますが、リロケーション物件の場合は家主と契約するので、普通の契約とは多少変わったものになることを把握しておきましょう。
リロケーション物件の特徴
リロケーション物件最大の特徴は、低価格で戸建て住宅や分譲マンションに住めるという点でしょう。
一般的な賃貸物件と違い、リロケーション物件は契約期間が短く決められていたり、契約を延長できないといった理由から相場よりも低い価格に設定されています。
また、契約者が見つからず収入が入ってこない状態よりも、少しでも収入があったほうが家主としても助かるので、こういった理由も合わさりグレードの高い物件も低価格な料金になっているのです。
入居審査が厳しい?
リロケーション物件の特徴として入居審査が厳しいといった特徴があります。
家主は戻ってくる前提で家を貸し出しているので、室内を汚されたりトラブルを起こしたりする方とは契約してくれません。
貸し出した物件であったとしても本来は自分の家なので、汚れたり近所の方とトラブルを起こされては非常に困ります。
ですので、契約する方は厳選して選ぶようにしているのです。
また、ペット禁止などの条件がつくことも多く審査だけでなく条件面で契約ができない場合もあります。
リロケーション物件に住むメリット
家賃が安い
家賃が安いのはリロケーション物件の最大のメリットでしょう。
家主としては家賃を安くしてでも契約してほしいため、相場よりも10%〜20%も安い価格で家賃を設定しています。
また、リロケーション物件には更新料がかからないため、こういった面でもお得に賃貸物件を借りることができます。
更新料の相場は10万円ほどするため、リロケーション物件がいかにお得になるのがわかるでしょう。
グレードの高い賃貸物件に住める
リロケーション物件は全体的にグレードの高い物件が多い傾向にあります。
物件と貸し出されているものは分譲マンションなどが多いため、室内設備やセキュリティー設備が充実している場合が多いです。
また、物件の立地も良い場合が多いので生活環境も高めることができます。
グレードの良い物件ほど入居の条件は厳しくなりますが、その分安い価格で良い物件に住めるのは魅力的でしょう。
短期間の契約ができる
リロケーション物件のメリットとして短期間の契約ができるという点もあります。
一般的な賃貸物件であれば入居から半年または1年間は解約ができないといった条件があるので比較した場合、大きなメリットとなるのです。
また、家主は転勤や単身赴任の間だけ貸し出しを行なっているので、そもそも契約期間があまり長くありません。
短期間でも契約してくれた方が収入を得ることができるので、家主としても貸し出し期間が短くても契約してくれる場合が多いのです。
生活に必要なものが揃っている
貸し出された家は家主が住んでいたため、家具や家電などの生活に欠かせないものが揃っています。
賃貸物件でありながら生活に必要なものが揃っているのは大きなメリットといえるでしょう。
ですので、入居時にわざわざ家具を購入しなくて済みますし、搬入する手間なども省くことができます。
このようにリロケーション物件であれば、家具家電の購入費用や引っ越しにかかる費用がほとんどかからないため、こういった点もメリットといえるでしょう。
リロケーション物件に住むデメリット
契約の延長ができない
リロケーション物件のデメリットに契約の延長ができない点があげられます。
あくまで期間限定の貸し出しとなっているので、どれだけ気に入ったとしても契約の延長はできません。
家主が戻ってくれば強制的に退去する必要があるので、長期間住みたいという方には向いていないといえるでしょう。
しかし、家主が転勤などを理由にもう一度貸し出す場合には再契約することができます。
一度契約を結んでいるのでいるのであれば家主も安心して貸し出してくれるで、もう一度契約したいという方は家主さんに相談してみるのもいいでしょう。
契約期間中の解約は難しい
契約の途中解約ができないのもリロケーション物件のデメリットといえるでしょう。
短期間で契約できるのが魅力ですが、契約途中での解約はできません。
そのためすぐに引っ越しする方や、転勤の予定がある方には向いていないといえます。
また、期間中の契約は違約金がかかる場合があるので注意が必要です。
しかし、家庭的な事情などやむをえない場合は家主に相談することで解約できる場合があるので家主に相談しましょう。
さらに、延べ床面積が200㎡未満のリロケーション物件に関しては、やむをえない場合のみ解約できると法律で決められているので、家主が契約を認めてくれない場合は法律にのっとり解約の手続きをしましょう。
審査の基準が高い
リロケーション物件のデメリットとして審査が厳しい点もあげられます。
審査をするのが家主であるため、一般的な賃貸物件の審査とは基準が異なります。
一般的には資金的な面で判断するかもしれませんが、家主の場合は家をキレイに使用してくれるのか、近所の方に迷惑をかけないかなど、家主の生活を基準に判断されることもあります。
そのため、普通の賃貸物件であれば審査に通る方でもリロケーション物件の場合は、審査に通らないこともあるので覚えておきましょう。
家主とトラブルになる
リロケーション物件はトラブルが起きやすいのも特徴です。
契約期間中に室内を汚してしまったり、家主の所有物を破損させた場合は修繕費用を請求されることがあります。
また、自分に過失がない場合でも責任を問われたりする場合があるので、契約前に室内の汚れを確認したり、契約の内容を家主と確認したりしてトラブルが起きないようにしましょう。
家主の荷物がある
家主の荷物がある場合も状況によってはデメリットになることがあります。
家具や家電がたくさんあるのは助かりますが、荷物が多い方の家を契約してしまうと自由に使えるスペースがなく不自由な生活になる場合が考えられます。
ですので、契約で失敗をなくすためにもこういったポイントも確認しておきましょう。
まとめ
短期間の賃貸借契約ができるリロケーション物件のメリット・デメリットを紹介しました。
家賃が安かったり、家具家電を使用できたりとたくさんのメリットがありますがその反面トラブルにつながる点もあるので注意が必要です。
メリット・デメリットを理解したうえで使用すればとても便利なサービスなので上手に活用してください。
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