引っ越しによる子どもの転園・転校は、手続き方法が複雑だったり、事前準備必要だったりと、頭をかかえる問題のひとつです。
そこで今回は、「幼稚園・保育園」の転園方法から、「高校」の転校方法まで解説していきます。
転園・転校の注意点についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしていってください。
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弊社へのお問い合わせはこちら引っ越しによって幼稚園・保育園を転園する手続きや注意点
ここでは、引っ越しによって幼稚園・保育園を転園する手続き方法や注意点を解説していきます。
同じ市町村に引っ越しする場合の手続き
引っ越しが決まったら、まずは転園するかどうかを決めましょう。
同じ市町村への引っ越しであれば、住所が変更してもそのまま同じ幼稚園・保育園に通える可能性はあります。
ただし子どもが転園を拒んでいるときは、可能な限り子どもの意思も尊重してあげましょう。
同じ園に通う場合の手続き
同じ園に通う場合、「家庭状況等変更届」を提出する必要があります。
他の必要書類は、園に確認して不備がないよう準備しましょう。
異なる市町村に引っ越す場合の手続き
まずは引っ越し先付近の幼稚園・保育園で入園先を探しましょう。
同時に、現在通っている幼稚園・保育園の退園手続きを進めてください。
そのときに、「在園証明書」を発行してもらいます。
急に伝えると迷惑をかけることにもなりますので、マナーとして1か月前には引っ越しの旨を伝えておきましょう。
転園先が決まったら、「入園願書」「住民票」「在園証明書」など必要書類を用意します。
必要書類は、市町村によって異なりますので、必ず転園先の幼稚園・保育園に確認してください。
また、入園費用がいくらになるのか確認することも忘れないようにしましょう。
幼稚園であれば、制服代やカバン代が必要になる場合もあります。
保育園・幼稚園を転園する際の注意点
ここからは、幼稚園・保育園を転園する際の注意点を解説していきます。
複数の園を検討する
希望の幼稚園・保育園が決まったからといって、確実にそこに入園できるわけではありません。
定員数をオーバーしていると入園を断られる可能性も充分にあります。
ひとつに絞らず、いくつか候補を見つけておくのが得策です。
教育方針をチェックする
幼稚園・保育園を選ぶにあたって、教育方針をチェックすることは重要です。
時間に余裕があれば、一度園の見学をお願いしてみるのもオススメです。
園の雰囲気が子どもに合っているか、確認してみてくださいね。
子どものケアをする
転園の際に、子どものケアをすることはとても重要なことです。
子どもにとっても大好きなお友達や先生と離れるのは辛いことです。
「なぜ引っ越しをするのか」「なぜお別れをする必要があるのか」しっかり子どもに説明してあげましょう。
そのうえで、子どもが先生やお友達とお別れする時間を充分に作ってあげてください。
また、新しい環境へ行く子どもの不安な気持ちを受け止め、よく話を聞いてあげることも大切です。
プレゼントの用意は先生に確認する
近年、転園する際にクラスにプレゼントを用意する習慣が広がっています。
平均の価格相場は1人100円~300円です。
しかし、園によってはプレゼントを禁止している場合もあります。
プレゼントを用意する場合は、必ず園に確認をとってからにしましょう。
引っ越しによって公立小学校・中学校を転校する手続きと注意点
ここからは、公立小学校・中学校を転校する手続き方法や注意点を解説していきます。
同一市町村に引っ越す場合
同一市町村の公立小学校・中学校に転校する手続きの流れは以下のとおりです。
●引っ越しが決まったら、学校に転校することを伝えます
●住所が決まったら、転校先を伝えて「在学証明書」と「教科書給付証明書」をもらいます
●引っ越しをしたら、14日以内に役所から「転入学通知書」をもらいます
●転校する小学校・中学校に提出書類3つを出します
提出書類
提出書類は、引っ越し前の小学校・中学校に発行してもらう「在学証明書」と「教科書給付証明書」、役所に発行してもらう「転入学通知書」の3つです。
大切な書類なので、紛失しないよう充分注意しましょう。
他の市町村に引っ越す場合
他の市町村の公立小学校・中学校に転校する手続きの流れは以下のとおりです。
●引っ越しが決まったら、学校に転校することを伝える
●住所が決まったら、現在通っている学校に「在学証明書」と「教科書給付証明書」をもらう
●引っ越し前の市町村に「転出届」を出す
●引っ越し後、14日以内に市町村に「転入届」を出して「住民票」を受け取る。
●市町村に「住民票」と「在学証明書」を出して「転入学通知書」を受け取る
●転校する小学校・中学校に提出書類3つを出す
提出書類
引っ越し前の小学校・中学校に発行してもらう「在学証明書」と「教科書給付証明書」役所に発行してもらう「転入学通知書」の3つです。
提出書類は、同じ市町村への引っ越しでも、他の市町村への引っ越しでも変わりません。
小学校・中学校を転校する際の注意点
ここからは、小学校・中学校を転校する際の注意点を解説します。
引っ越しが決まったらすぐに行動する
提出書類の準備などに時間がかかることもあります。
引っ越しが決定した時点で転校の旨を学校に伝えて、早めに行動するよう心掛けましょう。
もちろん、子どもの心のケアを早い段階からしっかりおこなうことも忘れないようにしてください。
転校先の準備を忘れずに
公立の小学校・中学校への転校は、体操服や体育館シューズなどの準備が必要になります。
学校指定の必要品は余裕をもって準備しておきましょう。
転校のタイミングを考える
子どもが新しい小学校・中学校に馴染みやすい時期は、クラス替えがおこなわれる4月です。
4月に転校のタイミングを合わせられるのであれば、なるべく4月に転校するのが良いでしょう。
子どものこともよく考えて、引っ越しや転校のタイミングを見極めてください。
引っ越しによって高校を転校する手続きと注意点
事情があり高校を転校しなければいけないケースもあると思います。
しかし、高校を転校するケースはあまりなく、簡単にできることではありません。
高校によって転校を受け入れる条件も異なるので、複数の候補を用意しておく必要があります。
高校が転校を受け入れる条件とは
多くの高校が転校を受け入れる条件は、以下の3つになります。
●欠員がでている
●転入試験に合格する
●県外から転校してきている
この3つ以外にも条件がある高校はありますので、気になる高校には条件を問い合わせる必要があります。
引っ越しによって高校を転校する際の手続き
●在籍中の高校に転校することを伝え、「在籍証明書」「成績証明書」「校長の転学証明書」を発行してもらう
●教育委員会などに相談しながら転校先の高校を探す
●希望の高校に問い合わせて転校可能か、条件を聞く
●入学試験を受験する
●合格すれば、転校先の学校の指示に従い手続きを進めていく
高校を転校する際の注意点
本当に転校が必要か考える
高校生にもなれば、寮を用意している学校もあります。
子どもだけ寮に残り、同じ高校へ通い続ける選択肢もあるでしょう。
自立心も芽生えてきている高校生であれば、「転校せずに残りたい」という気持ちが強くなるのも当然のことです。
そんな子どもの気持ちを優先してあげられる方法はないか、一度家族で話し合いをするのが良いでしょう。
寂しいとは思いますが、単身赴任で引っ越すという方法もあります。
よく子どもと話し合い、双方が納得できる結論を出してくださいね。
まとめ
以上、引っ越しに伴い転園・転校する際の手続きや注意点を解説してきました。
「保育園・幼稚園」「小学校・中学校」「高校」それぞれ手続き方法は異なります。
子どもの年齢に合わせてしっかり心のケアをおこなうことを大切に、転校の手続きを進めてくださいね。
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