中古住宅のリフォームでオール電化を検討している方は少なくありません。
そこで知っておきたいのが、どんな設備があるのか、どれくらいの電気代や初期費用がかかるかなどです。
「安い」と言われているエコキュートでも、本体価格は従来の電気温水器よりも高いと言われていますから、全体を見て決定するようにしましょう。
ここでは、そんなオール電化について情報を集めてみました。
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中古住宅のリフォームでオール電化を検討している方もいるでしょう。
オール電化とはご存じのとおり調理器具や給湯設備など、電気で賄っているのが特徴です。
またCO2排出量が削減できたり電気料金が割引されたりとお得なので、近年注目されているシステムでもあります。
そんなオール電化の設備について解説します。
オール電化とは
冒頭でも少し述べましたが、オール電化とは家庭内で使うすべてのエネルギーを電気で賄っているシステムのことを言います。
たとえば、IHクッキングヒーターやエコキュート、浴室乾燥機などが挙げられます。
もちろんこれら以外にもいろんな対象器具がありますが、電気で賄っているためCO2排出量を削減し、環境にも優しいと言えるでしょう。
また、電気料金が安くなりやすいのもオール電化の良いところです。
東京電力なら5%も割引されます。
オール電化のに必要な設備
中古住宅のリフォームでオール電化にする場所は、一般的にIHクッキングヒーターや給湯器などが挙げられます。
すべての機器を電気に変えても良いですが、それぞれ機能や特徴が違いますので、リフォームする際はその辺もしっかり理解しておく必要があります。
必要になる主な設備は、先ほども述べたように「IHクッキングヒーター」「エコキュート」になります。
それ以外の設備は必要であれば検討してみてください。
まずIHクッキングヒーターは、ご存じのとおりガスを使わず調理ができる機器です。
火を使わないので火力が弱いイメージを持たれがちですが、実際は熱伝導率も高く、とくに違和感なく調理できます。
ただ調理器具はIH対応でなければ使えないため、ガス専用のものしかない場合は買い替えることになります。
エコキュートは、電気代が安い深夜を利用してお湯を作るシステムです。
従来の電気温水器よりも約1/3も電気代が安くなり、昨今はさらに性能も向上しています。
オール電化に欠かせない設備と言っても過言ではないでしょう。
あると便利な設備
絶対に設置したほうが良いというほどではありませんが、設置していると便利な設備もあります。
それは、「床暖房」「蓄熱暖房機」「太陽光発電」です。
床暖房は床を暖房器具として使えるシステムのことで、電気式と電気温水式の2つに分けられます。
蓄熱暖房機は、深夜を利用して耐火レンガや蓄熱レンガを加熱し、放熱で部屋を暖めます。
太陽光発電は、ご存じのとおり太陽光を用いて電気を使用するシステムです。
オール電化との相性も良いため、セットで導入する方が多いでしょう。
エコキュートや電気温水器の違い
エコキュートは、ご説明したとおりオール電化のひとつです。
簡単に言うと、電気と空気の熱を使ってお湯を沸かすシステムのことを言います。
ヒートポンプと貯湯タンクユニットによって構成されており、片方が故障してしまうと使えなくなります。
ここでは、エコキュートと電気温水器の違いについて解説します。
エコキュートと電気温水器の違い
従来は電気温水器が利用されていました。
電気温水器は貯湯タンクの中にあるヒーターが熱源になっており、電気のみでお湯を作るのが特徴です。
2つの大きな違いは「熱源」と「お湯を沸かす仕組み」にあります。
エコキュートは、先ほども述べたように電気と空気の熱を使ってお湯を作りますが、電気温水器は電気のみです。
CO2を使ってお湯を沸かすエコキュートは環境にも優しいですし、電気代節約にも繋がります。
一方で電気温水器は電気のみを使用するため、どうしてもエコキュートよりも電気代が高くなりやすいでしょう。
また設置スペースにも違いがあります。
エコキュートは、ヒートポンプと貯湯タンクを据付けるスペースが必要です。
スペースがない場合は薄型やコンパクトタイプも使用できますが、通常は奥行約1m、横幅2~3mを用意しなければいけません。
一方で電気温水器は、貯湯タンクのみの据付けなので、奥行・横幅ともに約1mほどあれば十分でしょう。
電気代にも違いが
電気代や初期費用にも違いがあります。
一般的にエコキュートのほうが安いと言われていますが、ヒートポンプと貯湯タンクが必要になるため、設置費用は電気温水器よりも高くなります。
また本体価格に関しても、エコキュートのほうが高いと言われています。
それでもエコキュートのほうが電気代が安い理由は、電気+空気の熱のダブルを使用することで少量の電力でもお湯を沸かせるという点です。
またオール電化で電気料金プランも変更できますから、電気温水器よりも電k代がかかりにくいのでしょう。
ちなみに初期費用は、エコキュートが本体価格+設置工事費=102~124万円程度、電気温水器が60~70万円程度となっています。
中古住宅をリフォームするならオール電化がおすすめ!電気代について
先ほどエコキュートと電気温水器の電気代について少し触れましたが、ここではオール電化の電気代について解説します。
一番気になるところだと思いますので、設置を検討している方はぜひ参考にしてみてくさい。
オール電化の平均電気代
ひと言でいうと、電力供給会社によって異なります。
そのため、どれくらい割引されるかも契約している電力供給会社によって変わってきます。
まず、電力供給会社は北は北海道から南は九州まであります。
ここでは利用者が多い東京電力と関西電力の月額・年間の平均電気代をご説明しますが、それ以外の地域の方は各々調べてみてください。
プラン名は、各電力供給会社のオール電化向けのプランになります。
東京電力の「電化上手」の月間平均電気代は13,353円、年間平均電気代は160,236円となっています。
一方で関西電力の「はぴeタイム」は、16,772円と201,264円です。
もちろんこれらの電気代は平均になるため、世帯やライフスタイル、地域によって変動します。
ガスと併用している場合
一部をオール電化にし他はガスを使用してる場合、少々変わってきます。
電気のみのプランだと時間帯によって電気代が変わり、とくに日中の使用は高くなります。
それに比べると、電気+ガスのプランはシンプルです。
時間帯によって料金が変わる心配もありません。
場合によってはオール電化よりもお得になることもあるでしょう。
ちなみに、東京電力エナジーパートナーの「スマートライフプラン」と「従量電灯プラン」で比較した場合の1kWhあたりの料金は以下のとおりになります。
「スマートライフプラン」は時間帯によって電気代が変動し、日中は25.80円、夜は17.78円です。
一方で「従量電灯プラン」は料金単価(1kWhの料金単価は変動)になるため、~200kWh:19.88円、120~300kWh:26.48円、300kWh~:30.57円となっています。
中古住宅のリフォームでオール電化を検討している方は、この辺もしっかり確認しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
オール電化にもいろんな設備があり、ガスと組み合わせて使えることも分かりました。
中古住宅のリフォームでオール電化を検討している方は、「電気代が安くなる」だけにフォーカスを当てず、総合的に見て判断してください。
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